【マッチレポート】J2-34[A] ツエーゲン金沢戦『深き悔恨 』(22.9.4)
2022年9月3日(土)
J2第34節 ツエーゲン金沢 vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ 石川県西部緑地公園陸上競技場
[入場者数]4,358人 [天候]雨、無風、気温24.9℃、湿度86%
金沢 2‐1 東京V
前半:1‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 豊田陽平(27分)
1‐1 佐藤凌我(59分)
2‐1 林誠道(65分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK1 マテウス
DF2 深澤大輝(69分 加藤弘)
DF3 ンドカ・ボニフェイス
DF23 谷口栄斗
DF26 加藤蓮
MF14 石浦大雅(69分 山口)
MF15 馬場晴也
MF7 森田晃樹(79分 梶川)
FW29 河村慶人(56分 佐藤凌)
FW30 染野唯月
FW9 杉本竜士(56分 西谷)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF16山越康平、28山口竜弥。MF4梶川諒太、17加藤弘堅、34西谷亮。FW27佐藤凌我)
監督 城福浩
■得点を生んだ西谷亮のランニング
第4の審判員が掲げる交代ボードに自分の背番号をみとめた深澤大輝が小走りにやってくる。代わって入る加藤弘堅、山口竜弥とタッチする間際、その顔が苦悶にゆがむ。初めて見る表情をしていた。
69分、深澤はいつもどおりピッチに一礼して、ベンチに下がった。メインスタンドの僕からは丸まった背中しか見えない。
痛恨のエラーだった。
27分、ツエーゲン金沢が得意のカウンターアタックから豊田陽平のゴールで先制。以降、何度かあったピンチを水際で防いだ東京ヴェルディは、後半に入って59分、佐藤凌我の得点で同点に追いつく。
ゲームを振り出しに戻し、東京Vがさらに攻勢を強めた。ところが65分、ビルドアップが窮屈になったところ、コントロールをもたついた深澤のバックパスが杉浦恭平に渡る。3対3の状況、ラストパスを受けた林誠道が右足を振り抜き、ゴール左隅にシュートを突き刺した。
再びビハインドとなった東京Vは躍起になって攻めた。81分、ゴールほぼ正面の直接フリーキック、梶川諒太がゴールを狙うと見せかけ、壁の横でフリーだった馬場晴也にパス。相手の裏をかくトリックプレーからのシュートは、飛び出してきた白井裕人が身体に当て、ゴールの枠を逸れた。
結局、東京Vは最後まで金沢のゴールをこじ開けられない。4試合連続無得点こそ回避したが、プレーオフ出場圏から大きく後退する3連敗となった。
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