「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】天皇杯ラウンド16 ジュビロ磐田戦『奈良輪雄太の渾身』(22.7.21)

2022年7月20日(水)
天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会ラウンド16
東京ヴェルディ vs ジュビロ磐田
19:00キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]2,275人 [天候]曇、弱風、気温28.8℃、湿度53%

東京V 2‐1 磐田
前半:0‐0
後半:1‐1
延長前半:0‐0
延長後半:1‐0
[得点]
1‐0 新井瑞希(82分)PK
1‐1 ジャーメイン良(90+3分)
2‐1 奈良輪雄太(114分)
※A=アシスト、及び大会の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF2   深澤大輝
DF15 馬場晴也
DF23 谷口栄斗
DF26 加藤蓮
MF25 稲見哲行(70分 宮本)
MF7   森田晃樹(86分 西谷)
MF4   梶川諒太(64分 加藤弘)
FW19 小池純輝(46分* V・バイロン)
FW29 河村慶人(91分* 山口)
FW10 新井瑞希(86分 奈良輪)
(ベンチメンバー:GK31高木和徹。DF28山口竜弥、32宮本優。MF17加藤弘堅、18バスケス・バイロン、24奈良輪雄太、34西谷亮)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■新井瑞希のPKで先制点を奪うも

天皇杯ラウンド16、東京ヴェルディとジュビロ磐田の一戦はフィナーレを迎えようとしていた。

82分、東京Vはバスケス・バイロンが倒されて得たPKを、新井瑞希がきっちり決めて先制。アディショナルタイムは5分と掲示された。

ついに、勝てる。さんざっぱら煮え湯を飲まされてきた磐田に。握り込むペンが手の汗でぬるっとすべった。

90+3分、磐田のロングボールを東京Vの最終ラインがはね返す。こぼれ球を拾った後藤啓介がゴールに迫ろうとするが、素早く寄せてきた加藤弘堅がストップ。横の宮本優にボールを預けた。中に進路を取った宮本は相手に挟まれ、苦しまぎれに出した縦パスを上原力也にカットされる。

そこから磐田は左サイドに展開。放り込んだクロスを伊藤槙人が中に折り返し、ジャーメイン良のヘディングシュートがネットを揺らした。

東京Vのつかみかけていた勝利は手中からこぼれ落ち、恐れていた延長戦に入った。

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