「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【SBGニュース】東京Vユース00年組、綱島悠斗の帰還。関東大学リーグ屈指の大型ボランチ(22.7.16)

2018年当時、トップのトレーニングマッチに参加した綱島悠斗。この頃よりさらに身体がごつくなっている。

2018年当時、トップのトレーニングマッチに参加した綱島悠斗。この頃より身体はさらにごつくなっている。

■大学サッカーの4年間で大きく成長

東京ヴェルディは7日、MF綱島悠斗(国士舘大4年)の来季加入が内定したと発表した。綱島はクラブを通じ、「10年間育ったクラブに戻ることができたこと、プロサッカー選手としてのキャリアを一番愛しているクラブでスタートできることを大変嬉しく思っております。育成年代から言われておりました、ヴェルディ再建に貢献し、ヴェルディをJ1の舞台に戻すことが自分の使命だと感じています」とコメントを出している。

東京Vユース00年組で同期の森田晃樹は言う。

「ジュニアから10年間、一緒にプレーした選手。またチームメイトとしてやれるのは楽しみですね。もともと高卒でプロになってもおかしくない状況で大学に進学し、いろいろな選択肢があったと思いますが、それでもヴェルディを選んで戻ってきてくれたことが同期としてうれしい」

また、ひとつ下の後輩でユース時代にセンターバックでコンビを組んだ馬場晴也はこう語る。

「ボールを運べる選手で、戦う姿勢や熱いものを出してくれるのが一緒にやっていて頼もしかったです。大学でさらに身長が伸び、身体が大きくなったらしいですね」

綱島はユース時代はセンターバックでプレーし、国士舘大では1列上がって中盤の底で定位置をつかみ、評価を高めた。188センチ、80キロ。関東大学リーグ屈指の大型ボランチだ。

江尻篤彦強化部長の進めるチームづくりにおいて、アンカーのポジションは来季に向けた補強ポイントのひとつだった。「中盤でボールを刈り取れ、守備の安定に貢献できるプレーヤー」と期待は大きい。加えて、綱島はボールを広範囲に配給し、攻撃の起点となれる能力も持ち合わせている。チームの軸となれる新たなタレントをまたひとり、東京Vは獲得した。

 

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