【マッチレポート】J2-12[A] ヴァンフォーレ甲府戦『結果が内容を蝕む前に』(22.4.28)
2022年4月27日(水)
J2第12節 ヴァンフォーレ甲府 vs 東京ヴェルディ
19:33キックオフ JIT リサイクルインク スタジアム
[入場者数]3,678人 [天候]曇、弱風、気温23.4℃、湿度62%
甲府 2‐0 東京V
前半:1‐0
後半:1‐0
[得点]
1‐0 山田陸(17分)
2‐0 三平和司(63分)PK
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK31 高木和徹
DF2 深澤大輝
DF15 馬場晴也
DF3 ンドカ・ボニフェイス
MF14 石浦大雅(81分 阿野)
MF4 梶川諒太
MF7 森田晃樹(46分* 山本)
MF26 加藤蓮(81分 山越)
FW19 小池純輝(75分 V・バイロン)
FW27 佐藤凌我
FW9 杉本竜士(68分 新井)
(ベンチメンバー:GK41佐藤久弥。DF16山越康平。MF6山本理仁、10新井瑞希、18バスケス・バイロン、20阿野真拓。FW29河村慶人)
コーチ(監督代行) 長島裕明
■10分を経過し、流れが変化
試合後のミックスゾーンは、ロッカールーム前の軒下に指定されていた。シャワーを浴び、着替えた選手たちが弁当を選んで手に取り、部屋のなかに戻っていく。
僕のようなフツーの人間からすると、あれだけ身体を酷使し、激しい運動をした直後によくもバクバク食べられるものだと思うが、プロスポーツの世界に生きる彼らにとっては仕事の一部である。
勝っても負けても変わらないルーティン。ショックで食事がのどを通らないことなどあってはならない。しかも、いまは連戦の真っ最中だ。エネルギーを速やかに補給し、身体を修復するためにとにかく食物を咀嚼し、胃に落とす。
深澤大輝はゴール裏のサポーターへの挨拶に出向いたときを振り返り、こう語った。
「平日のナイトゲームにもかかわらず多くの人たちが応援に駆けつけてくれて、勝ちたいんだ、J1に上がりたいんだと意気込みを伝えてくれている。間近に顔を見て、声を聞き、その思いはひしひしと感じます。僕らは報いるために、気持ちの届くプレーを見せなければいけなかったのに、それを欠いたゲームになってしまった」
チームは新型コロナウイルス対策のため2台のバスに分乗し、東京に帰る。22時半過ぎにJIT リサイクルインク スタジアムを出て、およそ2時間の道のり。クラブハウスに着く頃にはとっくに日付が変わっている。
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