【無料記事】【トピックス】杉本竜士「過信することなく、謙虚にひとつずつのプレーを大事に」 4月9日(土) J2第9節 ロアッソ熊本戦 15:00 味の素スタジアム(22.4.8)
■左サイドのコンビネーションは日進月歩
4月はホーム連戦でスタート。9日のJ2第9節、東京ヴェルディ(2位)はロアッソ熊本(16位)と15時から味の素スタジアムで対戦する。
今季、東京Vは8戦して5勝3分といまだ負けなし。2018シーズンの開幕10戦無敗(4勝6分)の記録更新がいよいよ見えてきた。
開幕から全試合に出場し、自己最多タイの4得点をマークする杉本竜士は言う。
「選手全員が試合に向けていい準備をし、たとえ相手に先制を許しても自分たちの力を信じてプレーできている。ビハインドをはね返す経験を積めていることが大きいですね」
左サイドバック、ルーキーの加藤蓮とのコンビネーションは日進月歩。連携面を強化していくことで、左サイドは攻守両面における水準の向上を期待できそうだ。
「賢い選手で、前でも後ろでも強さを発揮できるタイプ。自分のポジショニングで彼の特長をもっと引き出していきたい」(杉本)
大木武監督に率いられる熊本は昨季J3で優勝し、4年ぶりのJ2を戦っている。
「大木さんのチームは昔からいいサッカーをする印象ですね。J3から上がってきて、攻撃も守備もアグレッシブに戦ってくるので、こちらは受け身にならずにチャレンジしていくのが大事。結果が出ているからといって過信することなく、謙虚に、ひとつずつのプレーをやっていくべきだと思います」
今季、杉本が先発した7試合、出場時間の最長が第7節FC琉球戦(5‐2○)の68分だ。前に出ていくパワー、献身的なプレスバック、スペースの穴埋めと膨大な運動量を要求され、タンクが空っぽになるまで全力を出し切る姿勢にスタンドからは惜しみない拍手が送られる。
気温が上昇してくる今後はさらに過酷さを増すが、「そこは気持ちでしょう。最終的には気持ちの問題」。そう言って杉本はニヤリと笑った。