「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【直前インフォメーション】J2‐1[A] V・ファーレン長崎戦のポイント(22.2.19)

チーム一丸となってアクシデントを乗り越え、勝利をこの手に。

チーム一丸となってアクシデントを乗り越え、勝利をこの手に。

J2第1節、東京ヴェルディは、V・ファーレン長崎と14時からトランスコスモススタジアム長崎で対戦する。2022シーズンの開幕戦、東京Vはいかなる戦いを見せるのか。

■開幕前夜、あちこちでバタバタ

フライデーナイトJリーグ、J1第1節の川崎フロンターレ対FC東京のゲームをDAZNで観ていた。

携帯が鳴る。知り合いのライターからの着信だ。

浦和レッズで新型コロナウイルスの感染者が多く出たため、ユースの選手4人を2種登録、コーチ7人を追加登録したという。そのなかにかつて東京ヴェルディに在籍した萩村滋則コーチがおり、人物像を聞かせてほしいという用件だった。

おお、懐かしいですねえと言いながら、自分の知っていることを話して電話を切った。開幕前夜、みんなバタバタしているのが感じられる。他方、大分トリニータと水戸ホーリーホックのゲームはコロナの影響により中止が発表された。なんてこったい!

うれしいバタバタではないのがつらいところだ。とても他人事とは思えない。

後半、FC東京に押されていた川崎がセットプレーからゴールを奪い、1‐0で勝利を収めた。レアンドロ・ダミアン、ナイス。さて、そろそろ明朝の出立の準備をしますかと僕は腰を上げる。

コロナのある生活は3年目に入った。うんざりを通り越して、もはやあきらめの境地に達している。感染者が出たなら出たなりに対処していくほかない。

せっかくの開幕なのになあ。舌打ちをし、リュックを開けて乱暴に荷物を放り込む。いまはただ無事に試合が開催されるのを祈るのみだ。

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