【インタビュー】A Secret on the Pitch ピッチは知っている 〈9〉『目指すは欧州最高峰の舞台』藤本寛也(ジル・ヴィセンテFC)前編(22.1.20)
A Secret on the Pitch ピッチは知っている 〈9〉
『目指すは欧州最高峰の舞台』藤本寛也(ジル・ヴィセンテFC)前編
イベリア半島の西端、ポルトガルはバルセロスの地。2020年8月、東京ヴェルディからプリメイラリーガ1部のジル・ヴィセンテFCに期限付き移籍した藤本寛也が奮闘を続けている。
夢の欧州チャンピオンズリーグの舞台を目指し、藤本の挑戦は2シーズン目に入っている。そこにいかなる戦いがあり、どのような日々を過ごしているのか読者も気になるところだろう。SBG新春特別企画としてインタビューに登場してもらった。
■ポルトガルでの足跡
――今日はお時間をいただき、どうもありがとうございます。こちらは夜の10時半ですが、ポルトガルは夕方あたり?
「お昼過ぎですね。さっき昼食を食べたところです」
――ランチはクラブハウスで用意されるとして、晩ごはんは?
「基本、夜は自炊です。日本で食べるのと変わらない料理をつくっています」
――ポルトガルでの生活には、すんなりなじめましたか?
「そうですね。特に何かを変えるということはなく、そのまま入っていきました」
――ジル・ヴィセンテFCが本拠地を置くバルセロスの街は?
「けっこう田舎。雰囲気や時間の流れが穏やかな感じがします」
――外を歩いていたら、「おう、カンヤ!」と声をかけられたり。
「何度かありましたけど、本当にたまに。問題なく生活できていますね」
――2020年の夏、東京ヴェルディからジル・ヴィセンテFCに期限付き移籍した際、藤本選手は「通訳はいらない」と言ったそうですね。移籍を仲介したベースサッカーの富永雄輔さんから聞きました。その理由は?
「特に理由はなく……なんとかなるかなと。最初は多少不安な面もありましたが、サッカーのことだったら相手が何を言っているかはおおよそわかる。それさえ理解でき、私生活もある程度のコミュニケーションを取れれば大丈夫だろうと思っていました」
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