「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【インタビュー】小池純輝『SBGヒーロー2021』受賞インタビュー(21.12.18)

『SBGヒーロー2021』を受賞した小池純輝選手のインタビューをお届けします。
2021シーズン、41試合17得点に加え、5アシストをマーク(SBG調べ)。30代の半ばに差しかかってなお、衰えるどころか成長曲線は右肩上がりです。今季を振り返るとともに、来季の展望を語ってもらいました。

■ヴェルディ史上最高の19番

――『SBGヒーロー2021』の受賞、おめでとうございます。小池選手は2019シーズンも選出されており、2回目の受賞は初。読者の購読料でつくるSBGヒーローの記念トロフィーは現在制作中です。
「ありがとうございます」

――選出した読者からは、リーグ得点ランク3位の17ゴール、日本人トップであること、キャリアハイを更新と功績を称える声が多数届いています。今季の成果について、ご自身の実感は?
「一昨年、この賞をいただいたときは、16ゴールでキャリアハイを達成できたシーズンでした。30歳を超えるベテランになっても成長できる姿をお見せしたいと活動してきて、昨年も続けて二桁を取りたいと思っていたんですが、結果的には7ゴール止まり。今年、もう一度そこを目指してチャレンジしたいとシーズンに入り、シーズン前半で11点決めることができて次は自ずとキャリアハイの更新を意識して取り組みました。最終的に34歳で過去最高の数字を残せ、個人としてはいいシーズンになったと思います」

――サポーターとの交流が困難なご時世。SNSでの発信力に感謝するコメントも多かったですね。物理的には遠く離れていても、気持ちは近くに感じられるというのが大きいのでしょう。あとは梶川諒太選手とのコイカジコンビ。受賞に際し、相棒の貢献度はかなり高いと思われます。
「昨年は一緒にプレーできなかったので、二桁に届かなかったのはカジのせいじゃないかと(笑)。コイカジのフレーズが多方面に浸透していて、スタジアムでコイカジゲーフラを掲げてくれるサポーターを見つけたときはうれしかったです。カジとは1+1が2ではなく、2.5や3になれるように互いを高め合う関係でありたい。一緒にいる時間が長いですからいろいろな話をしますが、ピッチ内ではもちろん、ピッチ外でもクラブに貢献していきたいとふたりで考えています。SNSでの発信を含め、皆さんに気にかけていただけるのはこちらこそありがいですよ」

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