「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】柴崎貴広「また観にきたいと思ってもらえるゲームを」 10月9日(土) J2第33節 ファジアーノ岡山戦 15:00 味の素スタジアム(21.10.7)

39歳のベテラン、柴崎貴広は安定感に満ちたプレーで守備を支えている。

39歳のベテラン、柴崎貴広は安定感に満ちたプレーで守備を支えている。

■円熟味たっぷりのパフォーマンス

9日のJ2第33節、東京ヴェルディ(11位)はファジアーノ岡山(13位)と味の素スタジアムで対戦する(15:00キックオフ)。

前節、東京Vはレノファ山口FCとのアウェーゲームに臨み、2‐1の逆転勝利。堀体制、2勝目を挙げた。

「先に失点してしまいましたけど、うちにしては珍しくミドル2本で逆転して勝てた。その部分は成長と言えるのでは」

と語るのは、第31節のFC町田ゼルビア戦(0‐1●)から先発で起用されている柴崎貴広だ。セービングの安定感はもちろん、ビルドアップでも落ち着いたボールさばきで貢献し、円熟味たっぷりのパフォーマンスを見せている。

「内心は焦ってるんですよ。落ち着きを装っているだけ」と笑うが、演出力もまた39歳のベテランが醸す味の一種に違いない。

今季、岡山とは3度目の対戦。第17節のアウェーでは1‐0の勝利を収めたが、天皇杯2回戦では0‐1で敗れている。天皇杯でゴールマウスに立ったのは柴崎だった。

「岡山は全員がハードワークしてくるまじめなチームという印象。前回、自分が出たときは負けているので今度は勝てるように。いいサッカーをして、いい結果を出したいです」

東京Vは10月のホームゲーム3試合限定で、『みんなで入ろうキッズパス』入会キャンペーンを実施する。2名以上で同時に入会すると通常の特典に加え、限定特典の「ガチャガチャコース」「ヴェルディグッズコース」「おかしつかみ取りコース」から選べるシステムだ。

クラブの将来設計におき、キッズファン獲得は重要な資源のひとつ。選択肢が豊富な首都圏で選び取ってもらうのは容易ではなく、相応の魅力を打ち出していかなければならない。

今年、9歳になる息子を持つ柴崎はそのあたりの心理を重々理解している。

「子どもは結果至上主義の面がありますからね。試合で勝つこと、強さが一番のアピールポイントになる。キッズパスに興味を持ってもらうには、まずはスタジアムに足を運んでいただくことが第一。それなしには始まりません。チームの勝利にプラスして、ピッチで戦う姿勢を見せて心を動かし、また観にきたいと思ってもらえるゲームにしたいです」

 

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