【トピックス】検証ルポ『2020シーズン 緑の轍』冬 ―― あれから10年(20.12.31)
冬 ―― あれから10年
■攻撃の出口をいかにつくるか
12月16日、J2第41節松本山雅FC戦は、1‐1のドローに終わった。気温マイナス3.3℃、粉雪の舞う厳寒のゲーム。前半、山下諒也のゴールで先制したものの、後半に入って松本の反撃を受け、カウンターから塚川孝輝にネットを揺らされた。
シャトルバスの運休により、往復9000円のタクシー代が痛かったなあとホテルに戻った僕は、芯から冷えた身体をサウナで温め、ようやく人心地がつく。
部屋に戻ると、タイミングよく携帯が鳴った。画面に表示されたのは、柴田峡。
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