【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2020』総評・後編(20.12.30)
海江田、芥川和久(エル・ゴラッソ 東京V担当)、岸上敏宏(超ワールドサッカー)の3人でお送りしている『SBGヒーロー2020』の総評。今回は後編です。
※前編はこちら。
■戦術的な要所であるフリーマン
海江田「では、ランク外の選手をポジション別にいきましょう。フォワード陣では端戸仁がめちゃくちゃがんばってくれました。25試合6得点。シーズン前半の貢献度の高さに加え、終盤は前線で孤軍奮闘」
岸上「故障から復帰したシーズン中盤以降、ほとんどフル稼働でしたね」
海江田「いつ代えるのか、いつ代えるのかと注目していたけれど、結局、ずっと端戸仁。本来ならレアンドロに大久保嘉人がいて、ハイレベルな競争が約束されたポジションだったのに」
岸上「結果、第40節のV・ファーレン長崎戦で負傷交代。労災を申請させてあげてほしい」
海江田「あのときもやりたそうにしていたのが印象的だった。一方、補強の目玉だった大久保は19試合ノーゴール。パフォーマンスが期待にそぐわなかった、チームにフィットし切れなかったのは事実ですが、彼の存在なくして藤田譲瑠チマの覚醒もなかったように思える」
岸上「それは間違いないでしょう」
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【FW13大久保嘉人】
「藤田とキャンプで同部屋になり、才能を見抜き、導いてくれた。これだけで彼がヴェルディにいた意味があると思う。実は他の若手にも同様の指導をしており、来年以降花開く選手が出てくる、みたいなことがあるといいなぁ。そういえば、ヴェルディのベテランで口うるさい強面って今までもあんまりいなかった印象。こういうベテランは毎年ひとりはいたほうが良いのかも」(有明ヴェルディ)
「結果は出せなかったが、コロナでの中断期間等を含め、ヴェルディがマスメディアで取り上げられる回数(ゴタゴタ以外のもの)が増えたのは間違いなく大久保のおかげかと。うちの選手のことをまったく知らない友人も大久保の名前は知ってたから、試合に誘ったら楽しみにしてくれたことも評価出来る点」(かりんとう)
【FW25端戸仁】
「端戸がいなければ今シーズンどうなっちゃってたんだろう? と思うぐらいの活躍だったと思う。フリーマンのタスクを完璧にこなし替えの利かない存在に。正直完全移籍になった時にはここまでの活躍は全く期待していませんでした。すいません。端戸が天才といわれる所以が分かりました」(モト)
「ホーム山口戦の決勝ゴールは目頭にジンジン来ました!」(のりふじざきやま)
「3歳になったうちの息子はヴェルディのことはあまり好きではない。ヴェルディが始まると父親が遊んでくれなくなるというのが経験則でわかってきたようだ。そんな息子が唯一応援しているのが端戸仁。やはり“金髪ゴリラ”というフレーズは3歳男児にはよく効く」(miki17)
「卓越した技術、献身性、ゴールへの意欲を兼ね備えたフリーマン最適解。むしろこれは端戸仁のためのサッカーなのでは?と思うほど」(Capivara)