「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-39[A] FC町田ゼルビア戦に向けて ~永井監督、佐藤、石浦~(20.12.5)

前節のジェフユナイテッド千葉戦、2試合目の出場となった石浦大雅。もうちょっと長い時間、プレーが見たいぞ。

前節のジェフユナイテッド千葉戦、2試合目の出場となった石浦大雅。もうちょっと長い時間、プレーが見たいぞ。   ©TOKYO VERDY

12月6日のJ2第39節、FC町田ゼルビア戦(14:00 町田GIONスタジアム)に向けて、永井秀樹監督、佐藤優平、石浦大雅は次のように話した。

MF9佐藤優平
――前節のジェフユナイテッド千葉戦、1本のパスで藤田譲瑠チマ選手のゴールにつながる決定機を演出しました。
「あそこはシュートかパスの2択。(井上)潮音がいいところにいるのが見えたので、速いパスを入れました。潮音が直接シュートを打ってもいいし、ジョエルにラストパスを出してもよさそうだと」

――それまでミドルシュートを何本か打ってますよね。ああいった場面のパスが生きるように、布石としての意味合いも?
「いや、そうではないです。あの場面も最初の選択肢はシュート」

――結果、1‐1のドロー。
「追加点を奪えなかったのが原因。後半、押し込んでいくなかで、もう少し決定機に近いチャンスをつくれていれば」

――今季、佐藤選手はキャリアハイの7得点をマークしています。その価値において、6得点を挙げた2018シーズンとの違いはある?
「違いますね。今季のチームはより攻撃的で、ポジションや役割がはっきりしているなか、そこに自分がマッチした結果のゴール。ゴールの価値に関しては、どうしても周りの評価は点やアシストの数によって決められがちですが、もっと試合を観ろと言いたい。チームにはゲームをつくる人や守備をする人も必要。おれの場合は数字はどうでもいいです。ただチームが勝てばそれでいい。ヴェルディは誰が点を取ってもよく、ゴールに至るまでの過程が大事」

――来季も永井秀樹監督が指揮を執ることが発表され、今季のベースが生かされることになります。
「やるサッカーが来年も変わらないのはやりがいがあります。この1年が無駄ではないと思える。目指す攻撃的なサッカーの完成にはほど遠いですが、毎試合楽しみな気持ちでゲームに入ります。今日はどういうプレーができるだろうと、いいイメージを持って」

――次節はアウェーのFC町田ゼルビア戦です。
「昨年までのチームほどワンサイドで試合をしないということを頭に入れつつ、前線の選手のポストプレー、そこにボールを入れてくる選手の特長を理解し、守備ではうまく消していくプランで臨むことになると思います」

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