「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】古巣戦、連チャンの井出遥也「相手が前からくるならはがすだけ。勝ちたい」7月25日(土) J2第7節 モンテディオ山形戦 18:00 味の素スタジアム(20.7.22)

攻撃のキーマンである井出遥也。ジェフユナイテッド千葉に続き、古巣を連破して3連勝を決めたい。

攻撃のキーマンである井出遥也。ジェフユナイテッド千葉に続き、古巣を連破して3連勝を決めたい。

■モンテディオ山形に根づくスタイル

永井体制、初の3連勝へ。25日のJ2第7節、東京ヴェルディ(12位)はモンテディオ山形(20位)と対戦する(18:00 味の素スタジアム)。

前節のジェフユナイテッド千葉戦(2‐1○)に続き、連続で古巣との戦いになるのが井出遥也だ。

「千葉戦は先に点が取れて、ミーティングで話し合っていたゲームプランに近い形でゲームを進められましたね。相手が引いてくるのも想定していたので、最後のゴール前をどう崩して仕留めるかといった部分に重点を置いてプレーしました」

昨季、井出は山形で32試合2得点。在籍は1シーズンのみだが、互いのプレーの特徴は手の内に入れているだろう。

「監督は代わりましたが、主力メンバーはほとんど同じ。チームとして持つ強みのなかで、特にセットプレーに懸ける意識は高いものがあります。空中戦に強いクリくん(栗山直樹)や(大槻)周平くんは要注意です。攻撃の軸であるクロスに対して強い選手が何人もいる」

第5節、ヴァンフォーレ甲府戦(4‐2○)での被コーナーキック、東京Vはゾーンディフェンスの弱みを突かれ、フリーで走り込んだ今津佑太に豪快なヘディングシュートを決められている。高さの不足をどう補うか。今後のためにも対処は必要になってくる。

今季から山形を率いるのは石丸清隆監督。だが、チームとしての戦い方、スタイルの根幹は変わっていないというのが井出の見方だ。

「前線から積極的にプレスをかけて、最後まで走り切る力がある。粘り強さがあり、走る、戦うということに長けているのが山形の特長です。難しいゲームになるでしょう」

一方で、相手がボールを奪いに前からきてくれるのなら、東京Vとしては望むところである。

「山形戦に向けたミーティングはこれからですが、おそらく相手は前の3枚がボールを追ってきて、後ろは5枚にしてくるのでは。自分たちに対して、前からくるJ2のチームは少ないので、楽しみですよ。相手をどうやってはがし、ボールを前に進め、最後の部分を崩すのか。相手の引き出し方など、やり方を整理してゲームに臨みます。勝ちたい」

山形の前線と中盤の間に生じるだろうギャップでボールを受けた井出が、いかなる攻撃を仕掛け、崩しのアイデアを披露するのか。新型コロナウイルスの影響により、現地観戦が叶わない古巣のサポーターにも元気な姿を届けてほしい。

 

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