【無料記事】【SBGニュース】J2再開は6月27日。永井秀樹監督「想定より1週間早いが、決まったからには最善の準備をしていくのみ」(20.5.29)
■ついに決まった再開の日程
本日より、東京ヴェルディは約2ヵ月ぶりに全体練習を再開。初日は90分の予定だったが、30分延長してトレーニングを終了している。
新型コロナウイルスの影響で試合開催を延期しているJリーグは、今日の臨時実行委員会で再開の日程を協議し、J1は7月4日、J2とJ3の開幕は6月27日と決定した。全選手、スタッフ、審判団などに、2週間に一度のPCR検査を継続的に実施。当面は無観客で行い、7月10日以降、段階的に観客を入れていきたい考えだ。
これを受けて、永井秀樹監督とキャプテンの藤本寛也、大久保嘉人がオンライン上での囲み取材に応じている。
「再開の日程は想定より1週間早いですが、決まったからには最善の準備をしていくだけです。連戦になるため、全選手の力が必要になるのは間違いない。再開初日にしては、コンディションがよかったですね。自主トレの期間、選手たちが前向きに取り組んでくれていたおかげです」(永井監督)
「再開後のシーズンを戦い抜けるように、この1ヵ月でチームの成熟度を上げていかないと。待っているファン、サポーターの皆さんに、いいサッカーを届けられるように準備していきたいです」(藤本)
「今日は久しぶりにみんなとサッカーができて、楽しかった。通常のオフよりも長い中断期間を経て、再開まで1ヵ月もないわけだから、戦えるコンディションをつくっていくのはけっこう大変ですよ。故障のリスクもあるし。おれ自身はずっと動いていたので、いい状態を保っています」(大久保)
リーグ再開に備え、永井監督はトレーニングマッチの交渉を水面下で進めており、今後は週に1回程度の対外試合を行い、臨戦態勢を整えていくとのこと。Jリーグの定めたガイドラインにより、相手はJクラブに限られるため、トレーニングマッチを組むのもひと苦労だろう。
また、中断期間もチームミーティングはオンラインで週2回、欠かさずにやってきた。それにより戦術の浸透度は高まってる手応えがあるという。
注目が集まる27日の対戦カードと新たに組み直されたスケジュールは、6月15日に発表の予定だ。