【マッチレポート】J2-41[H] 徳島ヴォルティス戦『徳島の示したお手本』(19.11.17)
2019年11月16日(土)
J2第41節 東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]7,770人 [天候]晴、弱風、気温17.8℃、湿度27%
東京V 1‐2 徳島
前半:0‐1
後半:1‐1
[得点]
0‐1 杉本竜士(43分)
0‐2 河田篤秀(47分)
1‐2 小池純輝(70分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF24 奈良輪雄太(89分 新井)
DF3 近藤直也
DF5 平智広
DF20 山本理仁
MF31 クレビーニョ(76分 藤田)
MF38 梶川諒太
MF16 森田晃樹
FW11 ジャイルトン・パライバ
FW10 レアンドロ(57分 佐藤)
FW19 小池純輝
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。MF6井上潮音、8内田達也、9佐藤優平、13新井瑞希、23田村直也、40藤田譲瑠チマ)
監督 永井秀樹
■完全にゲームを掌握した序盤の戦い
いいじゃん、いいじゃん、と思いながらゲーム序盤を見ていた。
今季の目標を失った東京ヴェルディが、昇格争いのただ中にある徳島ヴォルティスを一方的に押し込んでいた。
相手を引き寄せてから手薄なところに運んでいくボールの動かし方、中と外の出し入れ、最終ラインからのダイナミックな展開、鋭いくさびのパスが入るところもよかった。
ボールを保持するだけではなく、足も振れていた。15分の時点でシュートが3本。なかでも、狙いどおりの攻撃ができたのは11分の場面だ。自陣、山本理仁のスローインから始まり、小池純輝、森田晃樹がワンタッチでつないでレアンドロへ。身体を翻して相手の寄せをかわしたレアンドロは、中央のクレビーニョにパス。そこから逆サイドを走るジャイルトン・パライバにラストパスが通った。パライバのシュートは枠を捉えられず、折り返しに備えてボックスに入っていた森田は両手を広げて、ここにいたぞとアピール。パライバは軽く手を上げて、ごめんねと応じている。
ディフェンスもよかった。徳島の3バックにしっかり圧力をかけて長いボールを蹴らせ、永井秀樹監督の言う『5.5』(ボールロストから5秒5メートルは全力で追いかけるカウンタープレス)が効果を上げていた。
さて、どこから崩してやろうかと敵陣でボールを回し、失ったらすぐに奪い返して攻撃を再開。攻守ともにいいところだらけだと、なるほどこういうゲームになる。
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