【マッチレポート】J2-9[H] FC琉球戦『ひとつの解、そして難局』(19.4.14)
2019年4月13日(土)
J2第9節 東京ヴェルディ vs FC琉球
14:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,847人 [天候]晴、弱風、気温16.2℃、湿度20%
東京V 1‐1 琉球
前半:1‐0
後半:0‐1
[得点]
1‐0 渡辺皓太(39分)
1‐1 上里一将(90+5分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2 若狭大志
DF3 近藤直也
DF5 平智広
DF24 奈良輪雄太
MF19 小池純輝
MF7 渡辺皓太(88分 河野)
MF6 井上潮音(60分 森田)
MF9 佐藤優平(88分 李)
FW18 端戸仁
FW11 林陵平
(ベンチメンバー:GK26鈴木智幸。DF17李栄直。MF22永田拓也、16森田晃樹、33河野広貴、38梶川諒太。FW27ネマニャ・コイッチ)
監督 ギャリー・ジョン・ホワイト
■渡辺皓太のファインゴール
曲折を経て、ひとつの解は見つけたように思う。
FC琉球戦、東京Vは井上潮音を中盤の底に置く、[4-1-4-1]の布陣を敷いた。佐藤優平、あるいは渡辺皓太が下がったときは井上が上がり、中盤のトライアングルは維持される。
「自分たちの強みを出すためのシステム変更です。ボールを前に運べる選手、ドリブルのできる質の高い選手が揃っているので、前に人数をかけたいという狙いがありました。これにより、チームがやろうとしているプレーやリズムが生まれたと思います。守備面はだいぶよくなってきたため、ここからはより主体的にプレーし、チャンスをつくるための創造性が促進されるように、攻撃的なところを構築していきたいと考えています」(ギャリー・ホワイト監督)
考え得る限り、中盤のメンバーを最も有効に活用でき、チーム編成に適合したシステムだ。この試合、メンバー外となった藤本寛也、内田達也、山本理仁、ヴァウメルソンらを当てはめれば、戦い方に幾通りもの変化をつけられる。
惜しむらくは、もうシーズンのおよそ4分の1を消化した第9節。遅すぎるという指摘はあって当然である。僕もこれがスタートだったら心持ちはだいぶ違うのになあと思いつつ、取り返しのつかないことをいくつもしでかしてきた己の半生を振り返って、口をつぐむほかない。
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