「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【SBGニュース】『その意欲に陰りなし。橋本英郎はピッチに立ち続ける』2019チーム編成〈4〉(18.12.17)

プロ21年、ガンバ大阪で数々のタイトルを獲得し、日本代表キャップも持つ橋本英郎。ベテランの経験を生かし、チームを支えた。

プロ21年、ガンバ大阪で数々のタイトルを獲得し、日本代表キャップも持つ橋本英郎。ベテランの経験を生かし、チームを支えた。

■天皇杯でのパフォーマンスを自信に

チームの体制が刷新されることにより、新たな基準に沿って各ポジションの仕事が見直され、メンバーの再編が行われる。

そこで、注目が集まるのが、ピッチ内外でチームを支えてきたベテラン選手たちの去就だ。2017シーズン、橋本英郎は26試合に出場し、勝敗に直結する重要な仕事を担ったが、今季はわずか4試合の出場にとどまった。すべて途中出場で、プレーした時間はトータルで41分。一方、天皇杯では3試合ともフル出場している。

選手の貢献度は必ずしも数字だけで語り尽くせるものではない。特に若手に対し、ポイントを押さえた実践的なアドバイスを送れる橋本の影響力は決して小さくないだろう。

来年、橋本は節目の40歳を迎える。選手生活の終局と隣り合わせになっているのも事実だ。

1998年、ガンバ大阪ユースからトップに昇格し、21年の年月が流れた。ピッチに立つ橋本を長く見続けた人ほど、最近はそのプレーを愛おしむように目を向けているに違いない。この先も、そこに希望を持つことはできるのか。

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