「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】2018 J1参入プレーオフ2回戦[A] 横浜FC戦のポイント(18.12.2)

選手たちの身体づくり、コンディショニングを主導するトニ・ヒル・プエルトフィジカルコーチ。

選手たちの身体づくり、コンディショニングを主導するトニ・ヒル・プエルトフィジカルコーチ。

2018 J1参入プレーオフ2回戦、レギュラーシーズン6位の東京ヴェルディ(勝点71/19勝14分9敗 得失点+15)は、3位の横浜FC(勝点76/21勝13分8敗 得失点+19)と、ニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。
今季、横浜FCとの対戦成績は1勝1分け(2‐2、2‐1)。ゲーム内容はいずれもよい部類に入る。この関門を突破し、J1のジュビロ磐田にぶち当たりたい。

■サポーターの雰囲気を感じられるように

11月25日、J1参入プレーオフ1回戦の大宮アルディージャ戦、ピッチに出てきた選手たちがサポーターに挨拶し、ウォーミングアップを始める。

いつものアウェーゲームと様子が違った。変化があったのは、場所だ。メインスタンドに陣取る自分から最も遠く離れた、ビジター側スタンドの手前でアジリティ系のメニューをこなしている。通常は、ベンチのそばで行うことが多い。

真横には、販売開始からすぐにソールドアウトとなったプラチナチケットを、手に握りしめて駆けつけた人々。尋常ではない熱視線と早くもヒートアップする声援。それを受けて、選手たちの身体に力が漲ってくるのが遠目にもわかった。ふだんから手を抜いてはいないだろうが、100%のパワーが、105や110%に増幅されてもおかしくない。

僕にとっては、選手の顔つきや挙動がわかりにくいというデメリットがある。だが、この大一番におき、何を優先すべきかは論をまたない。勝つ確率を0.1%でも上げるやり方が正しい。

選手のコンディショニングを主導する、トニ・ヒル・プエルトフィジカルコーチは言った。

「大宮戦はアップでスタジアムの室内が使えないという話だったのに加え、サポーターの近くのほうが雰囲気を感じ取れると考え、あの場所にしました。選手のために、そのほうがいいだろうと」

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