「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『ホーム最終戦、準備はいいか?』11月11日(日) J2第41節 カマタマーレ讃岐戦 13:00 味の素スタジアム(18.11.9)

群れのなか、李栄直の長身はひと際目立つ。

群れのなか、李栄直の長身はひと際目立つ。

■味スタを緑に染めろ

2018シーズン、ファイナル5の第4戦。11日のJ2第41節、5位の東京ヴェルディは22位のカマタマーレ讃岐と対戦する(13:00 味の素スタジアム)。

前節の松本山雅FC戦、李栄直がJリーグ通算100試合出場を達成。試合前にセレモニーが予定されている。

「大卒で6年目のシーズン、フツーに考えれば遅い達成ですね。ただ、ルーキーの頃の自分に『おまえ、これから100試合出られるよ』と言っても信じなかったでしょう。いまもヘタなほうですが、当時はなおいっそう技術がつたなく、実力がなかった。1年目が終わったとき、サッカー辞めたいと思いましたもん」

よくぞ、思い止まってくれたものである。李は、その理由に指導者やチームメイトなど周囲の手厚い支えを挙げた。

相手は古巣の讃岐、昇格争いの大詰め、他会場の結果によってはJ1昇格プレーオフ出場が決まる一戦だ。このシチュエーションに際し、李が燃えないわけがない。

「次の試合は、まずモチベーションや気持ちの高ぶりをどう抑えるかを考えています。というのも、毎試合目標を立てるなか、今度は特に設定値が高いんです。勝ちたいのは当然として、本音を言えば点だって取りたい。気持ちを出していくのは大事ですが、自分だけ突っ走っちゃうのはよくないので。チーム、スタンドのサポーター、周囲と極端な温度差が出ることなく、一体となり勢いを出していって勝点3を獲得したい」

今季のホーム最終戦。プレーオフに出場した場合、再び帰ってくる可能性はあるが、一応の区切りだ。

「以前、代表の試合でジャパンブルーに染まった味スタは見たことがあります。次は緑に染まった味スタを見てみたい。自分が本当に見たいのはそっちのほうです」

当日の天気予報は晴時々曇。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

 

前節の松本戦での故障が心配された奈良輪雄太。元気にトレーニングを行っている姿を見てひと安心だ。

前節の松本戦での負傷が心配された奈良輪雄太。元気にトレーニングを行っている姿を見てひと安心だ。

ホーム最終戦を前に、ロティーナ監督の囲み取材は通常より多めのメディアが集まった。

ホーム最終戦を前に、ロティーナ監督の囲み取材は通常より多めのメディアが集まった。

《クラブウオッチ》
「讃岐戦は、CSRパートナーである『株式会社ミロク情報サービス』のご協力のもと、『MJS DAY』として開催します。先着3690名様にオリジナルタオルマフラーをプレゼント!」とクラブ関係者。おそらく高品質の素材を使用しているのだろうMJSのタオルは長持ちすると評判である。
「先日、新たにコーポレートパートナーに加わってくださった『日本瓦斯株式会社(ニチガス)』が初めてブースを出展します。限定コラボグッズの贈呈もありますよ。マスコットキャラクターのスルーノ三世をあしらったものとだけ聞いていて、それがキーホルダーなのか、あるいはストラップか……」(クラブ関係者)。万が一、やたらとかさばるクッションとかだったら、どうしてくれるんだ。何が出てくるかは、当日のお楽しみ。
讃岐戦は小中学生 先着5000名を無料招待(要事前申込み)。また、対象席種が最大40%オフとなる『ヴェルディチケットクライマックス割』も販売中だ。「入場者数の見込みは、1万人に届けば御の字といったところでしょうか。今季は予想を大きく上回ることもあるので、そこに期待したい」と語るクラブ関係者の口調はやや自信なさげ。ここで周囲の助けが必要なのは言うまでもないだろう。残り2日間、最後の追い込みである。

[今季の1試合平均入場者数] 5,706人( ↓ 13/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2015年 5,655人
2016年 5,402人
2017年 6,206人

ホーム最終戦にひとりでも多く呼び込むべく、田村直也とクラブスタッフ、サポーターの有志で街頭でのチラシ配布も行った。

ホーム最終戦にひとりでも多く呼び込むべく、田村直也とクラブスタッフ、サポーターの有志で街頭でのチラシ配布も行った。

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