「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐36[H] ヴァンフォーレ甲府戦のポイント(18.10.6)

藤本寛也はAFC U-19選手権インドネシア2018に出場するため、この試合のあとチームを離れる。

藤本寛也はAFC U‐19選手権インドネシア2018に出場するため、8日から代表キャンプに入る。

J2第36節、5位の東京ヴェルディ(勝点60/16勝12分7敗 得失点+14)は、14位のヴァンフォーレ甲府(勝点45/12勝9分13敗 得失点+9)と、15時から味の素スタジアムで対戦する。7戦負けなし。されど、芳しくない内容のゲームが続き、佳境を迎える昇格争いを勝ち抜けるか心もとない状況だ。ブレイクスルーはどこにある。

■これからの7試合はトーナメント

「ここにきて、前からくるチームが増えているのは感じますね。それをいい形ではがせていない。自分たちのやりたいプレーを出せないときは、我慢しながら違うやり方を探っていくのが大人のサッカー。その意味では、前節の栃木戦のような苦しいゲームを勝ちにつなげられたのは自信になる」

と、内田達也は言った。

相手のプレッシングが強まったのは、夏に畠中槙之輔(横浜F・マリノス)の抜けた影響が大きいというのが僕の見立てだ。予想されたことではあるが、畠中のビルドアップの安定感、一気に攻撃へと転じるフィード力が東京ヴェルディから差し引かれ、相手に与える脅威は半減。不正確なロングボールであれば蹴らせてしまえばいい。恐れるに足りずと向かってくるようになった。

また、昨年の同時期は畠中のフィードとセットで、安西幸輝(鹿島アントラーズ)のサイドアタックがチームの強力な武器だった。いまは両者ともおらず、諸行無常の感あれど、なくしてしまったものを数え上げても詮ないことだ。その一方でチームが手にしたものもある。

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