「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐35[A] 栃木SC戦のポイント with『栃木フットボールマガジン』(18.9.30)

J2第35節、6位の東京ヴェルディ(勝点57/15勝12分7敗 得失点+13)は、14位の栃木SC(勝点44/12勝8分14敗 得失点-7)と、14時から栃木県グリーンスタジアムで対戦する。今回は『栃木フットボールマガジン』の鈴木康浩さんと情報を交換しつつ、ゲームのポイントを探るとしよう。

■「いきたくねえなあ、そこ」(海江田)

海江田「前回、味スタでのゲームも雨でしたけど、またですよ。今度は台風が接近中」

鈴木「試合のときは関西あたりまで来ているらしいですね。強い風雨は避けられそうにないです。後半になって勢いを増しそうですが、どうにか持ちこたえてほしい」

海江田「加えて、ピッチの状態がよくないそうで」

鈴木「例年、夏を越えて秋口から悪化するんですが、今年は春先からもうダメでした。開幕戦、大分の片野坂(知宏)監督が会見でいの一番に『サッカーをやれるピッチじゃない』と」

海江田「よほどですね、それ」

鈴木「以降、各チームの監督から酷評され、クラブはそのコメントを集めて県に要望書を上げる手はずを整えているとか」

海江田「たくましい。それは効きそう」

鈴木「地面を掘り下げてつくっている都合、ピッチに風がうまく通らなくて管理が難しいと聞きます。予算の関係で、芝の張り替え、改良は来季が終わってからだそうです」

海江田「デコボコで、ボールがちゃんと転がらない状態?」

鈴木「それもありますし、まずボールスピードが上がらない。イレギュラーするからワンタッチプレーが困難。足元が気になるから、どうしても顔が下がっちゃう」

海江田「必然的にプレースピードも落ちる。栃木はピッチに合わせたサッカーを?」

鈴木「もともと栃木はつなぐサッカーをやってませんでしたから。攻撃パターンは、ヘニキに長いボールを蹴って、中盤が拾い、サイドからのクロス。あるいはセットプレーのチャンスを得て、高さとパワーでゴールに押し込むというのが中心です。ピッチの影響をそれほど受けないスタイル」

海江田「なるほどね」

鈴木「むしろ、雨が降ってくれたほうがあきらめがついていいかも」

海江田「いきたくねえなあ、そこ」

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