「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『味スタ夏祭り』7月25日(水) J2第25節 アルビレックス新潟戦 19:30 味の素スタジアム(18.7.23)

●ランド地獄耳●
▼およそ1ヵ月の熱戦に幕を閉じたFIFAワールドカップ ロシア。日本代表の長谷部誠の奮闘ぶりに刺激を受けたのが永田充だ。「長谷部とは同い年で、高校の頃は静岡県選抜で一緒だったこともあります。あいつのチームを鼓舞する様子、懸命に食らいつく姿には心を揺さぶられるものがありました」。まじめが服を着て歩いていると形容される長谷部は、若い時分からあのスタイルだったのか。「たまに調子に乗って、ふざけることはありましたよ。あんまり面白かった覚えはないですけど」と永田は言葉少なに語った。
▼先日、雑誌のグラビア撮影があった井上潮音。ユニフォームに着替えるところの撮影で、井上は最初にシャツを頭からすっぽり被り、そのあとに左右の袖を通した。それは子どもの着方ではないのか。どうもおかしいなとカメラマンは撮影を中断。「次は腕から先に通してみようか」との指示を受け、そのとおりにやってみたのだが「違う。なんかヘンな感じがする」と今度は井上の表情が曇る。おいおい、天然で母性本能をくすぐるにもほどがあるぞ。この世の「守ってあげたい」を根こそぎ持っていくつもりか。

【今週のひと】

1年におよぶスペイン研修から帰国した冨樫剛一さん。

1年におよぶスペイン研修から帰国した冨樫剛一さん。

育成年代の強化を目的とする日本サッカー協会とJリーグの協働プログラムにより、スペイン北部バスク州のレアル・ソシエダで1年間の研修を受けた冨樫剛一強化部アカデミーダイレクターが7月初旬に帰国。15日のレノファ山口FC戦は、味の素スタジアムで観戦している。
「手始めに何をやろうか。あっちではどのクラブにも当たり前にあった、みんなで語らえるバル(食堂とバーが混ざったような飲食店)を練習場につくりたいね。絶対にあったほうがいい。おれ、マスターをやるから」と冨樫さん。実現するまでにはいくつかの問題をクリアしなければいけないようだが、何事もそれに向かって動き出さなければ始まらない。むろん、SBGは大賛成の立場を取る。こういうのこそ、流行りのクラウドファンディングの出番ではないか。
事実上、現在の冨樫さんはアカデミーダイレクターの任を解かれており、今後の仕事は多岐にわたることになりそうだ。「すぐにでもバルのマスターをやりたい!」と意気込むが、それはもう少しトシを食ってからでも遅くはない。現場に還元してもらいたいスペインでの経験は多く、SBGではあらためてその話をじっくり聞かせてもらう予定だ。

※小学校の壁新聞、または本家の5億倍おもしろい裏マッチデープログラムを目指す、ホームゲーム開催週の【トピックス】。気軽にアイデアを持ち寄れる広場のような場をつくりたく、8月より読者投稿コーナーの設置を考えています。遊びに付き合ってやってもいっかという方は、どうぞご協力をお願いします。

 

前のページ

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ