【マッチレポート】J2-35[H] FC町田ゼルビア戦『核となる部分の再発見』(17.10.2)
2017年10月1日(日)
J2第35節 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]6,951人 [天候]晴、弱風、気温24.7℃、湿度54%
東京V 3‐1 町田
前半:2‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 オウンゴール(12分)
2‐0 アラン・ピニェイロ(23分)
3‐0 畠中槙之輔(53分)
3‐1 遠藤純輝(76分)
●東京Vスターティングメンバー
GK1 柴崎貴広
DF2 安西幸輝
DF3 井林章
DF4 畠中槙之輔
DF5 平智広
MF17 内田達也
MF33 渡辺皓太
MF10 高木善朗(80分 梶川)
FW7 アラン・ピニェイロ
FW6 安在和樹(77分 田村)
FW9 ドウグラス・ヴィエイラ(90分 カルロス)
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF23田村直也、24林昇吾。MF8中後雅喜、38梶川諒太。FW13カルロス・マルティネス、18高木大輔)
監督 ロティーナ
■ツイスト、ひねりが効いた
チームに足りなかったものを、まざまざと見せつけられる思いだった。攻守において、正確な技術、精度の高さはもちろん大事。だが、よほどの力差がない限り、真っ正直な部分だけでは相手が固く守るゴールを割れない。そこで重要なのは、ツイスト、ひねりを加えられる選手だ。ピッチでは、それを体現する高木善朗が躍動していた。
23分、アラン・ピニェイロのゴールにつながった一連の流れは、その最たるものである。左サイド、安西幸輝からのパスを受けた高木善は動きを止めることなく、右足のアウトでちょんと引っかけ、背後から迫る相手を置き去りにした。高木善はドリブルで一気にボールを運び、逆サイドの安在和樹にクロスを送る。折り返しのクロスを、アランがダイレクトでゴールに叩き込んだ。
高木善の先発起用は、8月5日、J2第26節のツエーゲン金沢戦以来。久しぶりのスタメン出場ながら、ほとんどのチャンスに高木善が絡んでいた。原動力には、出場機会の少なかった怒り成分が多く含まれていたはずだ。それをエネルギーに転換して出色のパフォーマンスにつなげ、自らの存在価値を示せるのがこの人の凄みである。
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