【マッチレポート】J2-28[A] 大分トリニータ戦『両手いっぱいのお土産』(17.8.17)
2017年8月16日(水・祝)
J2第28節 大分トリニータ vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ 大分銀行ドーム
[入場者数]6,440人 [天候]晴、無風、気温27.8℃、湿度79%
大分 0‐2 東京V
前半:0‐2
後半:0‐0
[得点]
0‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(16分)
0‐2 ドウグラス・ヴィエイラ(26分)
●東京Vスターティングメンバー
GK1 柴崎貴広
DF23 田村直也
DF3 井林章
DF5 平智広
MF2 安西幸輝
MF17 内田達也
MF33 渡辺皓太(84分 林)
MF6 安在和樹
FW7 アラン・ピニェイロ
FW38 梶川諒太(70分 橋本)
FW9 ドウグラス・ヴィエイラ(61分 カルロス)
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF4畠中槙之輔、24林昇吾。MF27橋本英郎。FW10高木善朗、13カルロス・マルティネス、18高木大輔)
監督 ロティーナ
■守備のスイッチ
流れる汗が止まらない。頭がぼーっとする。大銀ドームは蒸し風呂のような暑さだった。
そんなのはお構いなしとばかりにピッチを駆ける小兵がいた。インサイドハーフのふたり、梶川諒太と渡辺皓太である。前節のロアッソ熊本戦から採用する[4‐3‐3]の肝がここだ。
大分トリニータの3バック、右の鈴木義宜がボールを持てば梶川が、左の福森直也が持てば渡辺がすぐさま寄せる。そこに周りが連動してパスコースを限定し、おもしろいようにボールを絡め取った。
「全部が全部ではないですが、いけるときはいく。僕と皓太がいかないと、守備のスイッチが入らないので。まずは相手のボランチにボールを入れさせないこと。ほかにパスコースをつくる動きがあったときは、後ろからの声を頼りにしました。ボールを奪ったあとの距離感もよかったですね。常に、パスをつなげる位置に味方がいた」(梶川)
「自分たちがいかに効果的なプレスをかけられるか。それが守備のスイッチになる。インサイドハーフのポジションは、いい具合にハマっている手応えがありますね」(渡辺)
ふたりは守備のスイッチと口をそろえる。ともにアジリティに長け、狭いスペースでボールを扱える技術の持ち主だ。特に渡辺は全身バネで、ゴムまりのような身体をしている。相手にとって、容易には振りきれない反応の速さ、かつ捕まえきれないすばしっこさは、この上なく厄介だろう。
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