「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐12[H] 横浜FC戦のポイント(17.5.7)

柴崎貴広よ、イバや大久保哲哉の当たりの強さは、こんなものではないぞ。

柴崎貴広よ、イバや大久保哲哉の当たりの強さは、こんなものではないぞ。

J2第12節、4位の東京ヴェルディ(勝点21/7勝0分4敗 得失点+8)は、1位の横浜FC(勝点23/7勝2分2敗 得失点+13)と、味の素スタジアムで対戦する。
横浜FCは攻撃陣が絶好調で、相手をなぎ倒すように3連勝でトップに躍り出た。攻撃の中心は、フィジカルの強さとたしかな技術でゴールを量産するイバ。はたして、東京Vはどのような手立てを講じるのだろうか。

■J1の強化部は何をやっているのか

イバを封じるために、どのような対策を立てるのか。井林章に訊ねると、じつにさっぱりした回答を寄越した。

「対策なんてありませんよ。こないだのゴール、見ました?」

見た。あまりにもすばらしいゴールだったので、5回は見た。J2第11節、横浜FC vs 愛媛FC、ゴール前に放り込まれたロングパスを、イバは左足でポンと浮かせてコントロールし、右足でズドンだ。背中からのボールを、相手に挟まれながら身体の強さと技術を融合させ、きれいにやってのけた。未見の読者はいまからでも遅くないから、見ておいたほうがいい。度肝を抜かれること、請け合いである。

「得点に至る自分のスタイルを持っている選手ですから、まずは得意な形に持ち込ませないこと。前を向かせないことは当然です。不用意なファールをして、相手にセットプレーのチャンスを与えるのも避けなければならない。ボランチとの連携は大事になりますね。危険を遠ざけるためには、自分たちがボールを長く持つ時間をつくるようにする必要があります」(井林)

(残り 951文字/全文: 1678文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ