「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐37[A] 北海道コンサドーレ札幌戦のポイント(2016/10/22)

クロスに対し、ヘディングを合わせる杉本竜士。

クロスに対し、ヘディングを合わせる杉本竜士。

J2第37節、東京ヴェルディ(18位=勝点38/9勝11分16敗 得失点-14)は、北海道コンサドーレ札幌(1位=勝点78/23勝9分4敗 得失点+32)と札幌ドームで対戦する。
昇格に向けてカウントダウンに入った札幌に対し、J2に踏みとどまるために勝点1でも上積みしたい東京V。はたして、勝算はいかばかりか。この圧倒的不利な状況にどう挑むかは、プライドの問題でもある。

■プライドの示し方

「負けるにしても負け方ってもンがある。ここしばらく、フツーに戦って、フツーに負ける。それじゃあ、サポーターも怒りますよ」

と言うのは、やっと復帰が見えてきた平本一樹である。

「なんて言うのかな。もっとこう、プライドを示してほしいというか、勝負事ですから結果負けることがあるのは仕方ないとして、そういうときでも意地は見せないと。相手を削れってわけじゃないけど、好き放題やられておめおめと引き下がるというのはね。僕はそうやって育ってきたんで、ほかのやり方を知らないんです」

聞いている僕は、同意と難色が半分半分である。平本がもどかしく感じているところは理解でき、たしかにそれがヴェルディをヴェルディたらしめる流儀だったのだが、現在の凋落に至ったのはプライドの扱い方を間違えたことが要因のひとつと見えるからだ。

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