【練習レポート】蓮見知弘コーチの仕事(2016/02/01)
■攻撃のスペシャリスト
気になる人がいる。新任の蓮見知弘コーチのことである。
昨年末、竹本一彦ゼネラルマネージャーから「来季、オフェンス担当のコーチを入れます」と聞き、「攻撃が得意な人ですね……。まさか、OBのTさん!」と言ったところ、「違います」と真顔で即否定されたのだった。
「蓮見と初めて会った日のことは憶えてますよ。僕が中1で読売クラブのジュニアユースに入り、グラウンドに行ったら、やたらときれいなキックをする選手がいたんです。ボールの軌道も、すーっと伸びていく美しさ。思わず見とれたね。あのキックは鮮明に記憶されています。さすがは読売クラブ。きっと先輩だろうな、いくつ上かなと思ったら、ひとつ下の小6、ジュニアの選手でした」(冨樫剛一監督)
現役時代はディフェンダーだった冨樫監督、蓮見コーチの攻撃力にはかなり手を焼いたそうな。「とにかく巧い選手だった。ドリブル、パス、シュート、全部巧い。スピードもある。苦手なタイプでしたよ。だって、年上の僕をやり込めて、キャッキャ楽しそうに笑うんだもの」と振り返る。
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