大宮花伝

ダントツ首位の貫禄。8試合連続クリーンシートで上位チームを撃破【北九州戦/マッチレビュー】

■明治安田J3リーグ第28節・9月14日(土)19:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/6,882人
大宮アルディージャ 3-0 ギラヴァンツ北九州
【得点者】大宮/43分 泉柊椰、86分 市原吏音、90+2分 関口凱心

▼「尊敬する」。エースも太鼓判の背番号14

泉柊椰の感情が爆発した。ガッツポーズしながら大きくジャンプ。そして、両拳に力を込めて「シャー!」と叫んだ。

「ほんまに気持ちよくて。取ったあとあんなにはしゃぐことないはないが、うれしくて。スタジアム全体が盛り上がってくれたじゃないですか。それにすごく感動して、ちょっと泣きそうになった」

開幕戦で2ゴールして以来、ようやく決めた3ゴール目だった。今季途中から左WBに抜擢され、守備のタスクが増加。試行錯誤しながら挑戦し、試合を重ねるごとに「攻守において積極的な姿勢がどんどん出てきているのかな」との実感があった。そのプレーぶりにはエースの杉本健勇が「尊敬する」と話していたほどだ。

ここまでのトライが報われ笑顔の泉の下へ、最初に駆け寄って労ったのは市原吏音。このあと待望のチーム2点目を決めて、今度は自身が祝福される番にまわることになる。さらに、途中出場した関口凱心がプロ初ゴールの3点目でダメを押して、チームはホーム7連勝。その上、8試合連続のクリーンシートで締め、5位の北九州に首位のパワーを見せつけた。

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