大宮花伝

後半戦は黒星スタート。追撃チームの洗礼と希望の1点【沼津戦/マッチレビュー】

■明治安田J3リーグ第20節・7月6日(土)18:00キックオフ
愛鷹広域公園多目的競技場/5,029人
アスルクラロ沼津 3-1 大宮アルディージャ
【得点者】沼津/5分 津久井匠海、9分 濱託巳、56分 川又堅碁 大宮/90+6分 茂木力也

▼よさを出せずに相手のよさに屈する

運命の後半戦は無念の黒星スタートとなった。試合後、長澤徹監督は敵地まで駆けつけたオレンジサポーターの元に向かう。一番前に立っていた杉本健勇を少し後ろへと促し、自分が一歩前に歩み出て今季最多3失点での完敗の責任を負った。

首位・大宮と2位・沼津。勝ち点15差の攻防は力負けで、3点を先行されて1点を返すのがやっと。最終盤まで一矢報いることをあきらめなかったのは評価できるが、ライバルは先制すると勝率100%で、それは伊達じゃない。

自分たちのよさは出せず、相手のよさが出た試合だ。

戦前、長澤監督はこう警戒していた。

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