大宮花伝

44歳の南雄太が今季いっぱいで現役引退。26年間に終止符を打ち、一番影響を受けた人物は「札幌の菅野」と柏で同僚のライバルへ感謝【会見ほぼ全文・上】

 

今季いっぱいで現役を引退した南雄太が会見を行い、26年間にわたるプロ人生を振り返った。

南は2021年7月、横浜FCから期限付き移籍し、22年に完全移籍で加入した。大宮で3年目となる今季は3試合に出場し、現役最後の試合となったホーム最終戦の東京V戦ではGKとして最多出場記録となるJリーグ通算666試合、J2通算400試合を達成。偉業を成し遂げ、惜しまれながら現役生活に終止符を打った。

南は静岡学園高校から1998年に柏に入団し、同年にJリーグ優秀新人賞を獲得。01年にはJリーグフェアプレー個人賞も受賞した。柏では12シーズンを過ごし、熊本、横浜FCを経て大宮入り。昨年5月4日の大分戦でGKとして最多出場記録となるJリーグ通算661試合出場を飾り、同18日の岩手戦で右足アキレス腱断裂の大ケガを負って全治6カ月と診断された。長く、地道なリハビリに励み、今年6月の天皇杯2回戦で戦列復帰を果たしていた。

世代別代表でも活躍し、99年にナイジェリアで開催されたワールドユース(現U−20W杯)で準優勝。日本の決勝進出は国際サッカー連盟(FIFA)主催の世界大会としては男女、全ての年代の日本代表を通じて初めてだった。メンバーの南雄太を始め、小野伸二(札幌)や稲本潤一(南葛SC)らは黄金世代(ゴールデンエイジ)と呼ばれて注目を集めた。

 

黄金世代の引退試合を希望

Q.11月12日に現役生活最後の試合を終えて、心境の変化や引退した実感などはありますか。
「忙しくしていてあまり実感する瞬間はないが、そんななかでちょっと体を動かすみたいな感じでクラブハウスに行くこともあるが、そのときに筋肉トレーニングなどのモチベーションが全然上がってこない。これが一番、感じますね。 無理してやっているというか、今までそういうことは全然なかった。見た目がどうとかだけだとモチベーションが続かないな」

Q.生活のリズムも変わったと思いますが、基本的にどう過ごしていらっしゃいますか。
「動けるときはクラブハウスに行こうとか、年内ぐらいは動こうかなと思っている。本当、日によって違う。解説の仕事をやらせてもらうと、すごく寝る時間が遅くなっちゃうので昼まで寝ていたり。食事が『昼ご飯はカップラーメンでいいや』とか、(現役時代では)ありえないような選択を自分でするようになった」

Q.引退を決断した経緯をあらためて教えてください。

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