大宮花伝

競り負けた直接対決。“未曾有の危機”に抗う選手たち【水戸戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第19節・6月2日(土)14:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/4,756人
大宮アルディージャ 1-2 水戸ホーリーホック
【得点者】大宮/38分 富山貴光 水戸/27分 オウンゴール、84分 楠本卓海

▼「質が低く」遠かった2点目

原崎体制での3度目の正直…とはいかなかった。

1−1の84分、昨季まで大宮に所属した武田英寿の右CKがさえ、相手キャプテンの楠本卓海の頭にドンピシャリ。GK笠原昂史が触ったものの、威力あるボールはゴールに吸い込まれた。楠本にとって今季初ゴールが待望の決勝点に。その後は4バックから5バックにした水戸の守備をこじ開けられず、今季13敗目を喫して未勝利は11に延びた。

勝ち点3差の20位・水戸に勝てばJ3降格圏と最下位を脱出できたが、新たに20位となった山口と勝ち点5差に開く厳しい状況に陥った。原崎政人監督は「最低限、前半のうちに追いつけたことはよかった」と評価しつつ、「先に2点目をとってゲームを動かしたかったが、その質が低かった」と悔しがる。あと2試合で前半戦も終わるだけに悔しい敗戦だ。

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