5失点の惨劇。自分にベクトルを向ける者たちの胸の内【甲府戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第18節・5月27日(土)14:00キックオフ
JITリサイクルインクスタジアム/7,262人
ヴァンフォーレ甲府 5-1 大宮アルディージャ
【得点者】甲府/8分 武富孝介、47分 須貝英大、73分 ピーター・ウタカ、77分 ピーター・ウタカ、88分 三平和司 大宮/59分 富山貴光
▼生じた隙。献上した“プレゼント”
歴史的大敗だろう。甲府に乗り込んで1−5の屈辱。5失点は2020年9月9日の琉球戦以来で結果はさることながら内容もともなわず。今季、アウェーでは依然として勝ちなしだ。
試合終了後、駆け付けたサポーターからはブーイングが飛んだ。「佐野、説明してくれ」と佐野秀彦社長や秋元利幸強化部長の名前を呼ぶ声も聞こえ、その2人とともに原博実フットボール本部長がサポーターの前で対応する事態も発生。3年連続の監督交代に踏み切った直後の仙台戦は引き分けたものの、甲府に惨敗で10試合未勝利となった。
相手の甲府は今季最多得点で3位に浮上。2得点目を挙げた須貝英大にとっては今季初ゴールだ。また、野々村芳和Jリーグチェアマンが会場入りしている“御前試合”でもあった。まるでプロとアマチュアが戦っているような展開に何を思っただろうか。試合後、原崎政人新監督は「まだまだ戦えていない」と選手たちの足りない点を挙げた。
(残り 2855文字/全文: 3409文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ