大宮花伝

原崎新体制の初陣は「もったいない」ドロー。“劇薬”投下の効果は?【仙台戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第17節・5月21日(日)14:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/10,096人
大宮アルディージャ 1-1 べガルタ仙台
【得点者】大宮/88分 山崎倫 仙台/32分 郷家友太

▼舵を切った保持志向

原崎政人新監督の初陣はこれ以上ない舞台が整っていた。仙台は昨季途中まで監督を務めるなどした古巣戦で、さらに相手方には伊藤彰監督、渋谷洋樹ヘッドコーチと元大宮指揮官がそろい踏み。加えて元浦和監督の堀孝史コーチもいて大宮にはそれぞれの教え子が在籍し、サッカーの神様がシナリオを書いたのかと思うほど話題性があった。

また、大宮にとってはチーム再生への第一歩で所信表明の場だった。

その結果は、前半は仙台、後半は大宮の試合となって1−1の痛み分け。初陣を勝利で飾りたかったのはやまやまだが、戦う姿勢を取り戻して諦めずに試合終盤で追いついたのは収穫だ。原崎新監督は「この勝ち点1を必ず次の甲府戦につなげられるようにまたしっかりやっていきたい」と誓いを新たにする。

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