大宮花伝

大宮Vの村社汐理が現役引退。「夢のような19年間の選手生活。全て最高で最幸な時間」【お知らせ】

大宮Vは3月1日、MF村社汐理が現役を引退すると発表した。埼玉県出身の村社は2021年にFC十文字VENTUSから加入、リーグ通算7試合出場、無得点だった。

コメントは以下の通り。

「いつも応援ありがとうございます。このたび、現役引退を決意しましたことをご報告します。

これまでに出会ったすべての皆さまに心から感謝しています。たくさんの貴重な愛と力をありがとうございました。

夢のような19年間の選手生活。全て最高で最幸な時間でした。世界中に伝えたいほどの大きな幸せでいっぱいです。そのなかでも、皆さまに出会えたことこそが、私の人生の武器であり一生の誇りです。

私には、輝く功績も、華やかな技術も、目を見張るセンスもありません。持っているのは、元気や笑顔を届けたい気持ちと走る力だけでした。

そんな自分にとって、大切な時間とお金を使い、天気の良し悪しやホームアウェイも関係なくスタジアムや練習場へ足を運んで、ときには画面越しで、魂込めて声を枯らし、手や太鼓を叩き、同じ色を身にまとい、週に1度の試合にとどまらず日常の生活からチームの一員として喜怒哀楽を一緒に感じてくださった大好きなファン・サポーターの皆さま。あるときは「MURAKOSO」、あるときは「SHIORI」の名前が入った背番号入りのユニフォームやアイテムを持ち、身に着け、心熱くなる弾幕やゲーフラを作ってくださり、怪我中でもアウェイでもずっと掲げてくださった大好きなファン・サポーターの皆さま。
地元からたくさん応援してくださった大好きな皆さま。環境を整えるため多大なるご支援をしてくださったパートナー企業の皆さま。チーム活動に最大限のご理解をいただき、いち社会人として育ててくださった雇用先企業の皆さま。心あるご指導をしてくださった、これまで所属させていただいた全ての所属先の監督はじめコーチ、トレーナー、マネージャー、社長はじめ関係者の皆さま。常に刺激を与え続けてくれたかけがえのないたくさんの仲間。私をこの世界に誘ってくれた大親友。そしてずっと支えてくれた家族。このすべての皆さまの存在があったから、いままで止まることなく全力で走り続けることができました。最強の愛を本当にありがとうございました。

これまで、理想とする選手像として、前向きなパワーを届ける存在になることを大きな軸と据え精進し、そこに生きる醍醐味を感じる日々でした。多少の妥協をして、このまま続けることも考えたのですが、全力120%でその力を送ることができない自分は選手という立場に相応しくないと思い、この決断をした次第です。

無名の私に想像もしていなかった、鮮やかな景色を与えてくださった皆さまに心から感謝しています。

シーズン中、突然このようなご報告になり大変申し訳ございません。私の決断を尊重し受け入れてくださったチーム関係者の皆さまに感謝申し上げます。

最後になりますが、大宮アルディージャVENTUSはもちろん、日本の女子サッカーを築き上げてきた皆さまに感謝するとともに、今後の女子サッカーのより一層のご発展をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました!」

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