大宮花伝

大宮を代表するキャプテン・菊地光将(山口)が今季限りで現役引退。“背番号2”が結ぶ固い絆を親友・塚本泰史クラブアンバサダーに聞く【特別企画・上】

 

大宮で8年間プレーし、うち7年間はキャプテンを務めた山口の菊地光将が今季いっぱいで現役を引退した。その菊地が大宮在籍中に着けていた“背番号2”にはドラマがある。菊地の前に着けていたのは大宮のクラブアンバサダーの塚本泰史さんで、菊地とは浦和東高校、駒澤大学でともにプレーして絆は固い。塚本さんは2008年に大卒ルーキーとして大宮に入団して右SBで活躍。しかし10年2月、右大腿骨骨肉腫に罹患して手術、リハビリに専念することとなった。12年、同職に就任するタイミングと菊地の加入が重なり、“背番号2”を親友が引き継ぎ、菊地は山口でも“背番号2”を着けてプレーし続けた。菊地が引退するにあたり、塚本さんにさまざまな角度から話を聞かせていただいた。

 

大号泣のラストマッチ

Q.菊地選手からはいつに引退の報告がありましたか。
「9月22日ですね。(菊地からは)あまり電話は掛かってこないのに着信が残っていた。『珍しいヤツから電話が掛かってきたな。何かあったの?』って普通に電話を返したら、引退の報告だった」

Q.まだまだ現役を続けられそうな気がしますが。
「僕の中では

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