小野雅史/幼きころから慣れ親しむ場所と仲間の下を離れて山形へ。新たな地での挑戦を選び、来季は“大宮兄弟”が火花を散らす【ありがとうに代えて…③】
胸にはいつも“大宮愛”
今、巷ではW杯で活躍したサッカー日本代表の三苫薫と田中碧のさぎぬまSC出身の幼なじみが“鷺沼兄弟”と話題をさらっているが、オレンジサポーターにとっては“大宮兄弟”も胸熱だろう。小野雅史と小島幹敏。ともに1996年生まれなので“大宮双子”? かもしれないものの…。大宮ジュニアから計16年間を一緒に過ごし、ピッチ内外で仲の良さを見せる2人だが、来季は別々のチームで競い合うことになった。12月14日、小野の山形への完全移籍が発表され、アカデミー出身で生え抜きの頼もしい背番号41が今度は強敵となる。
小野は大宮花伝がスタートすると決まった際、初めて取材した選手で個人的に思い入れが強め。明治大学で行われたプロ入り選手たちの合同会見へ赴き、小野に話を聞いたときのことは、とても記憶に残っている。小野の記念すべきプロへの第一歩と筆者の節目が重なって、勝手に“同期”の気持ちで印象的だった。
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