残留へ前進。土壇場ドローを手繰り寄せた選手間のアイディア【山形戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第33節・10月5日(水)19:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/3,813人
大宮アルディージャ 1-1 モンテディオ山形
【得点者】大宮/89分 小島幹敏 山形/9分 樺山諒乃介
▼セカンドボールワーク好転の理由
試合の2日前までは最高気温30℃を超える真夏日だったのに、山形戦は15.9℃。気候は激変し、しかも雨が降りしきる。そんななかで0−1のまま時間は刻々と過ぎてあわや…が一転、89分に大山啓輔−小島幹敏のホットラインから得点が生まれて引き分けで試合終了。J2残留へ大きく前進させる貴重な勝ち点1をもぎとった。
相馬直樹監督は勝てなかった悔しさがありつつも、連敗を2で止めて安堵した様子。「一番は選手たちがあきらめずに熱を持ってプレーしてくれたのはすごく感じた。少し寒くなったスタジアムだったが寒さを感じずに見ていただけたのかな」。粋な表現で必死に戦った選手たちへねぎらいの言葉を送った。
今ゲームは新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった8月25日、第33節の代替試合。リーグも大詰めとなったなかでの開催で、大宮が勝てば残留へより近づき、山形が勝てばJ1参入プレーオフ圏に浮上する。両者ともに譲れない状況の激突で前半は山形、後半は大宮といった内容で展開した。
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