大宮花伝

新体制ホーム初勝利。『高い位置で奪って、攻める』ベクトルが奏功【横浜FC戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第30節・8月6日(土)19:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/ 6,633人
大宮アルディージャ 3-2 横浜FC
【得点者】大宮/3分 柴山昌也、48分 柴山昌也、64分 富山貴光 横浜FC/14分 亀川諒史、50分 サウロ・ミネイロ

▼チーム主将の男泣き

富山貴光の男泣きがすべてを物語る。「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったので勝てて良かった」−−。

新キャプテンは常々、「自分たちが招いた結果」と責任を感じていた。ようやく手にした9戦ぶりの歓喜は「みんなの笑顔で終わって、『寝ても大宮』をジャンプなどでできるようにやっていきたい」との有言実行の勝利。それはまた相馬直樹監督にとってホーム初白星で、指揮官は「うれしいというか、ほっとした部分も正直ある」と少し肩の荷が降りたようだ。

首位の横浜FCを開幕戦と戦った際の逆スコアとなる3−2で撃破。取って、取られての展開だったが一度もリードは許さず熱く戦い、精魂尽き果てるまで走った。菊地俊介は「試合が終わった瞬間、きつすぎて座りこんじゃった。勝つためには苦しい思いをしないといけないとあらためて感じた」。6月12日の秋田戦以来、ホームでは5月25日以来の勝利となる。

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