大宮花伝

主将の三門雄大がJ3今治に完全移籍。「大宮のために戦えたことは僕の誇り」【お知らせ】

 

異例の事態 影響は必至

大宮は7月26日、MF三門雄大(35)がJ3今治に完全移籍することを発表した。

埼玉県出身の三門は流通経済大学付属柏高から流通経済大へ進み、2009年に新潟に入団してプロのキャリアをスタート。横浜M、福岡を経て18年に大宮へ加入した。20年から主将を務め(昨季は途中就任)、大宮ではJ2通算144試合に出場して4ゴール。今季は負傷もあってリーグ戦13試合出場にとどまり、相馬直樹監督が就任後は第20節からベンチ外だった。

大宮は昨季も主将がシーズン途中で交代し、今回は移籍という異例の事態。J3降格圏の21位に沈んでいるなか、精神的支柱がチームを離れることになった。多大な影響は必至で、この難局を乗り越えるためにも新しいリーダーの誕生が待たれる。

三門のコメントは以下の通り。

「大宮アルディージャを支えてくださるすべての皆様、4年半温かいご声援、本当にありがとうございました。このようなタイミングでクラブを離れることになり本当に申し訳ありません。今シーズン戦っていくなかで、チームの助けになれない自分の力不足を感じていました。また、ピッチ内外で自分の必要性を感じられないことも多くあり、まだやれるという自分の気持ちと葛藤しながら日々を過ごしてきました。その中で原フットボール本部長、秋元強化部長、相馬監督ともお話をさせていただき、クラブの考えも伝えてくださいましたが、ピッチに立てていない今の現状や自分の年齢などを考え、決断しました。まだまだピッチに立ち大好きなサッカーがしたい。ボロボロになるまで走り続けたい。その気持ちに勝るものはありませんでした。自分勝手な決断というのは重々承知していますが、少しでも理解していただけたら幸いです。最後になりますが、改めてどんな時でも温かく支えてくださったファン・サポーターの皆さん、4年半本当にありがとうございました。大宮のために戦えたことは僕の誇りです。その誇りを胸にこれからも頑張り続けたいと思います」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ