大宮花伝

【山口・菊地光将インタビュー】最高で最強の“相棒”。「サッカー人生においてもすごく大きな存在」【引退関連・中】

大宮アルディージャ提供

 

大宮を合計7年半もの間、最終ラインから支え続けた河本裕之が今季限りで引退した。河本と“大宮史上最強”との呼び声が高いCBコンビを組んだのは、キャプテンも務めた菊地光将(現山口)。河本と菊地は同じ1985年生まれの同級生で、大宮の入団も半年違いではあるが2012年の同期だった。お互いに“相棒”と認め合い、河本が「同い年の彼と一緒にプレーできてよかった」と言えば、菊地も「家族ぐるみで仲良くさせてもらったし、一緒にご飯も食べに行った。本当にいろいろお世話になった選手」と公私ともに息が合った2人。その菊地にインタビューを申し込んだところ「コウモのことなら」と快諾を得て、これまでの2人についてや裏話など、さまざまな話を聞かせていただいた。

 

あのときの秘話も…

Q.河本選手が引退を決断した背景も聞かれていると思います。実際に報告を受けたときの心境は。
「めちゃくちゃ寂しかった。本当に。電話もしたが僕は泣いちゃっていたと思うし、寂しいが一番ですかね。結構、ショッキングだったというか。しかも、決断が早い時期(10月)だったので。でも、相当悩んでいたみたいだし、長い時間をかけて出した感じだった。それはもう、止めるとかそういうことはできないと思うし、残りのシーズンをお互いしっかり頑張ろうって感じだったのを覚えている」

Q.引退のセレモニーのメッセージ動画で、菊地選手は河本選手について“最高の相棒”と表現されていました。どういったところを“最高”と感じているのでしょうか。

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