大宮花伝

岩瀬健監督と西脇徹也フットボール本部長の解任を発表。佐々木則夫トータルアドバイザーが暫定指揮。【お知らせ】


提供:大宮アルディージャ

「第21節時点で“一桁順位”を目指す」

大宮は5月25日、岩瀬健監督と西脇徹也フットボール本部長の解任を発表した。監督は後任が決定するまで、佐々木則夫トータルアドバイザー兼大宮V総監督が暫定で指揮を執る。また、佐野秀彦代表取締役社長がフットボール本部長と強化部長を兼任し、新たに秋元利幸強化部長代理が加わった。

大宮OBの岩瀬監督は今季に就任。第15節終了時点で2勝5分8敗の勝ち点11と結果を出せず、チームはJ3降格圏の暫定20位に低迷中だ。西脇本部長は5月19日に体制の継続を明言していたが、わずか1週間で覆ることとなった。

同日、佐野社長は「トップチームの体制変更について」とのメッセージも発表。岩瀬監督と西脇本部長の解任の理由を説明し、新たな目標も提示された。

「我々大宮アルディージャは、可能性のある限り“J1昇格”を決して諦めず戦ってまいりますが、まずは降格圏を1日でも早く抜け出し、さらにその後、一戦一戦を常に全力で勝ち切っていくことでひとつずつ順位を上げていく必要があり、具体的な目標としては、シーズンの折り返しを迎える第21節時点で“一桁順位”を目指してまいります」。

4月28日には「7月の中断期間を迎えるまでが最大の正念場と捉え、シーズンの折り返しを迎える時点で“J1昇格”を狙えるポジションを目指します」とメッセージを出していたものの、その後は3分2敗。今回の新たなメッセージで具体的な数字が示された形だ。

岩瀬監督と西脇本部長のコメントは以下の通り。

【岩瀬監督】
「大宮アルディージャのファン、サポーターの皆さまをはじめ、パートナー企業や行政の皆さま、いつも熱くサポートしていただきありがとうございます。今季はJ1昇格を目標にしながら勝ち続けていくチーム作りを行いましたが、皆さまの期待に沿うような結果を出せなかったことに強く責任を感じております。試合の勝利を目指して、選手、スタッフ、クラブスタッフが一丸となって真摯に取り組んでいたことは、かけがえない時間となりました。クラブに関わる皆さまに心から感謝しております。大好きなこのクラブを志半ばで離れるのはとても残念ですが、大宮アルディージャがさらに発展することを心から願っております。本当にありがとうございました」

【西脇本部長】
「強化責任者として、ファン・サポーターの方からの声援と期待に応えることができず、大変申し訳なく思っています。また、どんな時も、選手・クラブを支えてくださった、ファン・サポーター、パートナーの皆さまには大変感謝しております。新しい体制のもと、勝利を勝ち取ることを心から応援すると同時に、大宮アルディージャが発展していくことを強く願っております。ありがとうございました」

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