「ゼルビアTimes」郡司聡

黒田剛監督「5点を奪えたこと、また久しぶりのクリーンシートで終えられたことは、今後の弾みになる」+渡邉晋監督、ミッチェル・デューク【モンテディオ山形戦/試合後会見コメント+α】

■明治安田生命J2リーグ第32節
8月26日(土)18:00キックオフ
町田GIONスタジアム/6,575人
FC町田ゼルビア 5-0 モンテディオ山形
【得点者】町田/19分 藤尾翔太(PK)、31分 沼田駿也、37分 ミッチェル・デューク、74分 バスケス・バイロン、84分 藤尾翔太

ベンチに飾られたエリキのユニフォーム

○黒田剛監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「エリキの長期離脱があり、リーグ戦ではエリキが先発出場をしない試合はなかったため、それはチームとしての不安材料ではありました。また「どうなるだろうな…」とコーチングスタッフサイドも不安に感じていましたが、この1週間の準備期間でエリキ不在の穴を埋めながら、ここまでチャンスがなかった沼田駿也や福井光輝が目の色を変えて切磋琢磨してくれました。先制点は藤尾翔太のキープ力からPKを奪い、沼田が追加点を決めてくれました。またさらにミッチェル・デュークも追加点を決めたことで3点のリードを奪えたため、後半の交代カードも使いやすくなりました。

まだまだクオリティーを上げないといけない部分はありますが、5点を奪えたこと、また久しぶりのクリーンシートで終えられたことは今後の弾みになりますし、連敗をしなかったことは、とても良い材料になりました。選手たちが最後まで90分間、ファイトしてくれたことに感謝しています。次節は群馬とのアウェイゲームになりますが、このモチベーションを途絶えさせることなく、結果を持ち帰ってきたいと思います」

 

–磐田戦に向けた準備期間と清水戦に向けた準備期間で違ったことは何だったのでしょうか。
「選手の心理は分かりませんが、磐田戦から清水戦までの準備期間は磐田戦に勝った喜びに対する隙が生じている様子も伺えましたし、清水戦は実際に隙を見せたら「やられるぞ」と言った通りの展開になりました。また今節に関しては、エリキが離脱したことでこのままではマズイという心理も働いたでしょうし、エリキ自身が独力で点を取ることもありましたから、エリキがいなくても、選手たちはできるんだということを見せたい気持ちもあったでしょう。またエリキがいないから負けたとは選手たちも絶対に言われたくなかったでしょう。さらにはファン・サポーターの不安を解消するためにも、今日は絶対に勝たなければいけないということも合言葉になっていました。サッカーは攻守表裏一体ですが、気持ちでもぎ取った勝利でもあったと思います」

 

–バスケス バイロン選手が移籍後初ゴールを決めました。

(残り 2303文字/全文: 3362文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ