「ゼルビアTimes」郡司聡

決勝点男のゴール予告と指揮官の手綱さばき。クラブレコード更新の舞台裏【藤枝MYFC戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第7節
4月2日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/3,571人
FC町田ゼルビア 1-0 藤枝MYFC
【得点者】町田/5分 ミッチェル・デューク

▼デュークからグティへのメッセージ

1−0での勝利を告げるホイッスルが鳴り響くと、黒田剛監督は満面の笑みを浮かべながら頭上で両手を叩き、選手たちを称えた。またベンチ前ではコーチングスタッフや選手たちが歓喜の輪を作る。藤枝MYFCに勝ったことで町田はクラブレコードを更新する6連勝を達成。追いすがる東京ヴェルディ、大分トリニータを勝ち点3差で突き放す首位を堅持した。

2016年に記録したクラブ最高の5連勝超えへーー。黒田監督にとっても大いなる挑戦となった藤枝戦は、早速スコアが動いた。

開始5分、翁長聖がゴール前にハイボールを入れると、前に出たGK北村海チディがキャッチし切れなかったボールがミッチェル・デュークの下に転がってきた。そしてその隙を見逃さず、デュークが右足でゴールに流し込んだ。戦前、豪州からの代表活動帰りだったデュークは、カルロス・グティエレスにこう話していたという。

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