「ゼルビアTimes」郡司聡

一発に沈んだ元長崎の指揮官・吉田孝行監督率いる神戸。3連勝チームを撃破した新生・浦和の輪郭とは【編集長のノートから/コラム】

昨季途中までV・ファーレン長崎を率いた吉田孝行監督は現在、ヴィッセル神戸を指揮。今季のリーグ戦は開幕3連勝と好スタートを切ったが、第4節の浦和レッズ戦は0−1で今季初黒星を喫した。「ロングボール1本のヘディングで落とされただけだった」と吉田監督が悔やんだ唯一の失点シーン。元J2指揮官・吉田監督率いる神戸に初めて土をつけた浦和の戦いぶりを振り返ると、“スコルジャ・レッズ”の輪郭が見えてきた。

【ハイライト/ヴィッセル神戸×浦和レッズ】

▼狙いどおりの決勝点

唯一開幕3連勝だったヴィッセル神戸を1−0で撃破した試合後、浦和レッズの岩尾憲は試合をこう総括していた。

「表現が正しいかは分かりませんが、試合としてまとっている感じはします。断片的なものではなく、ストーリー的に良い形ができてくるのかなという手ごたえはあります」

岩尾がそう語った言葉の真意とは。特に神戸戦はスコルジャ・レッズの輪郭が見えてきた試合として記憶されるかもしれない。

(残り 1857文字/全文: 2299文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ