「ゼルビアTimes」郡司聡

菅沼駿哉/ファーストイヤーにしてラストイヤー。濃密な時間を過ごせた理由【ゼルビアを去り行く男たち⑤/短期集中連載】

2022シーズンにおけるチームの全活動が終了し、すでにチームを離れる選手が発表されるなど、サポーターにとっては寂しい時期を迎えている。“出会いがあれば別れがある”。FC町田ゼルビアを去り行く選手たちにフォーカスした短期集中連載。第5回はわずか1年で契約満了となった菅沼駿哉にフォーカスした。

手を差し伸べてくれたクラブのために。ピッチ内外で戦った

▼勝利、のち咆哮

普段は寡黙な印象の強い男が、あの日は吠えていた。

8月のアウェイでのジェフユナイテッド千葉戦。ゲーム中から鬼気迫るプレーの連続で相手の攻撃を食い止め、チームは終盤にドゥドゥのPKで勝ち越し、勝ち点3を持ち帰った。試合終了直後、ゴール裏のサポーターの下へ挨拶に向かう菅沼駿哉は、脇目も振らずに咆哮していた。

(残り 1366文字/全文: 1697文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ