「ゼルビアTimes」郡司聡

止まらない「デジャブ」な光景。良くも悪くも3年間の集大成が詰まったホームゲームのエンドロール【ヴァンフォーレ甲府戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第41節
10月19日(水)19:00キックオフ
町田GIONスタジアム/3,177人
FC町田ゼルビア 1-2 ヴァンフォーレ甲府
【得点者】町田/85分 鄭大世 甲府/42分 イゴール、90+5分 ウィリアン・リラ

▼“天皇杯仕様”の王者

3連敗中の町田と7連敗中のヴァンフォーレ甲府。ともに連敗街道を抜け出せないチーム同士の対戦は、対照的なコントラストを描き、幕を閉じた。ホーム最終戦でも勝てなかった町田イレブンがうなだれる傍らで、甲府のベンチ前では吉田達磨監督を筆頭にコーチングスタッフらが歓喜の輪を作っていた。

町田にとっては、終了間際の被弾という幕切れだったホーム最終戦。試合は意外にも町田が大半の時間帯でボールを掌握する展開で時計の針が進んだ。ボール保持を前提としてチームが構築されているはずの甲府にとっては、誤算の出方だったかもしれないが、ボールを握られる展開は、むしろ最近のアウェイチームにとっては、一つの“勝ち筋”だった。

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