“不屈のゼルビア”完結未遂。勝ち切れなかった原因の論点は?【東京ヴェルディ戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第37節
9月18日(日)18:00キックオフ
町田GIONスタジアム/3,420人
FC町田ゼルビア 2-2 東京ヴェルディ
【得点者】町田/13分 中島裕希、48分 太田修介 東京V/2分 深澤大輝、90+7分 阪野豊史
▼エースの今季初ゴールで
開始2分、東京ヴェルディの森田晃樹が縦パスで中央突破を図り、ボールが中央から右サイドを経由すると、染野唯月のクロスに佐藤凌我が飛び込んできた。しかし、佐藤凌我のシュートはヒットせず、そのこぼれ球に反応した森田がシュート。一度はGK福井光輝がはじいたボールを左SBの深澤大輝がプッシュし、アウェイのヴェルディが先制した。
奥山政幸のようにセカンドボールへ必死に食らいつく選手もいれば、岡野洵のようにボールへとアタックもできずに軌道を見守る選手もいた。ピッチを打ちつける雨が選手たちの集中力を奪ったのだろうか。立ち上がりの町田は「フワッと試合に入ってしまった」(中島裕希)。
8分、先制したヴェルディはCK崩れの展開から小池純輝がフィニッシュ。GK福井の守備範囲に収まったが、立ち上がりは明らかにヴェルディが押せ押せムードだった。
先制された町田は苦境を打開しようとボランチの安井拓也が積極果敢なトライに出た。10分、周囲に味方のサポートがいないと判断するや、左サイドで単騎突破を敢行。「強気なプレー選択ができた」安井の孤軍奮闘が、直後の13分に実を結んだ。
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