3カ年計画集大成も、いよいよ“ラスト10”。唐井直GM「10試合を切る段階からが勝負」【コラム】
第32節を終えて、シーズンもいよいよ“ラスト10”。町田は現在、プレーオフ圏の5位に位置している。クラブ間移籍が可能なこの夏の移籍ウインドーも閉まり、ある程度今季のチーム編成も落ち着いてきた。今回のコラムはチーム強化を司る唐井直GMに直撃取材。ここまでのチームの戦いぶりを強化の視点から振り返り、今夏の編成の動き、そして今後の展望についても聞いた。
集大成の3年目。ポポヴィッチ・ゼルビアの結末は?
▼「J1昇格」の目標に下方修正はなし
6シーズンにわたって長期政権を築いた第二次相馬直樹体制に終止符を打ち、クラブは新たにランコ・ポポヴィッチ体制の下、「3カ年計画」を策定。「3年以内でJ1を目指せるチームを作り」(唐井直GM)を旗印に掲げたチーム強化は、2020シーズンにスタートした。
相馬監督率いるチームは当時、J2最小規模の強化費だったが、18年にはクラブ史上最高位である4位でフィニッシュ。「言うならば、弱者の戦略、強者のメンタリティーで戦ってきた」(唐井GM)“相馬ゼルビア”は、「持たざる者が戦うにはあれしかないぐらい研ぎ澄まされたものだった」(唐井GM)。当時は8億円規模だった町田も、18年10月のサイバーエージェントグループ入りを機に、予算規模が順調に拡大。21年度の営業収益は約15億円。その予算の大半が、今や強化費に回るようになったという。
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