手負いのチームの果敢な勇戦。無念のドロー、原因の所在は?【大分トリニータ戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第30節
8月6日(土)19:00キックオフ
町田GIONスタジアム/5,569人
FC町田ゼルビア 1-1 大分トリニータ
【得点者】町田/47分 平戸太貴(PK) 大分/90+1分 サムエル
▼戦前から仕掛けた“フェイク”
試合メンバー表の表記は、完全にフェイクだった。例えば高橋祥平のポジション表記はMF。まるでボランチ起用を示唆するかのように、ウォーミングアップにおけるCBのクロス対応は、菅沼駿哉と深津康太の2枚のみだった。
実際の公式戦における高橋のボランチ起用は、第28節いわてグルージャ盛岡戦での終盤ぐらい。こうして新たな配置に期待が高まる中、実際にキックオフの瞬間は高橋と髙江麗央がダブルボランチを組み、本来はボランチの安井拓也が右サイドハーフに配置されていた。
ところがーー。[4−2−3−1]は幻の布陣で実際のシステムは[3−4−2−1]。試合2日前の紅白戦と同様のオプション布陣だった。トレーニング後、報道陣の取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督が表情を少々曇らせた。
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