過去の幻影に別れを告げた快勝劇。寒空の秋田で披露した理想郷の一端【ブラウブリッツ秋田戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第34節
10月16日(土)13:00キックオフ
ソユースタジアム/1,281人
ブラウブリッツ秋田 0−2 FC町田ゼルビア
【得点者】町田/21分 佐野海舟、58分 吉尾海夏
▼戦況を劇的に変えた“ゴラッソ”
迷わず、躊躇なく、縦へ、前へーー。立ち上がりは全開だったブラウブリッツ秋田のチームスタイル。まさに町田にとっては不得手とする展開で、序盤は押し込まれる時間が続いた。最初のピンチは開始3分、縦に仕掛けた飯尾竜太朗からのクロスを齋藤恵太がダイレクトボレー。このシーンはゴールの枠を外れた。
相手の出方は想定内でも、“徹底”は時に相手チームをロープ際に追い詰める。輪笠祐士に代わって途中出場した秋田の江口直生が「前半はチームとしての形を作れていた」と振り返るのも無理はない。
ただし、秋田の前傾姿勢は長続きしなかった。21分、6番の“ゴラッソ”が戦況を一変させたからだ。
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